平成22年度総会 第2部 チャリティ・イベント

平成22年度 総会 第2部

ハイチ地震 復興支援
チャリティ・イベント

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 4階のイベント・ホールのホワイエには、バザーの商品が並べられ、活気に満ちていた。これらは、今年1月にハイチを襲った地震の復興支援のために、市内の企業や団体、個人から寄贈されたもの。また、長野高等学校のESSクラブと清教学園高等学校のインターアクト・クラブの生徒が、ボランティアとして販売・協力してくれ、支援に若い力を発揮した。

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 チャリティーコンサートには、河内長野吹奏楽団ブルーウインズと、クロマチックハーモニカ奏者の矢木秀行さんがピアノの藤木雅東子さんとともに参加。ブルーウインズは、服部良一ヒット曲メドレーなど、なじみのあるメロディーの演奏を披露。

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 ハーモニカ奏者であると同時に、味噌造りの職人でもある意外なとりあわせの矢木さん。レバーを押すことで半音も出せるというクロマチックハーモニカを自在にあやつって醸し出す音色は、聴衆を別次元の世界へいざない、ある時は優しく、またある時はリズムを楽しく激しく刻む。休憩時間に行われたCD販売では行列ができ、矢木さんにサインをしてもらったり、演奏の話が弾んだりと、楽しい時間になった。






 休憩の後は、ハイチ系アメリカ人の画家、ヒューズ・ロジャー・マシューさんのお話を聞いた。マシューさんは幼少から13歳までをハイチで過ごし、その後アメリカで美術を学び、今や作品は香港や日本の各地に飾られ、また、さまざまなメディアでたびたび紹介されて注目を集めている。1月の大地震の知らせを信じられない思いで聞いたマシューさんは、幼い頃過ごしたハイチの復興を支援するために活動を始め、現在では主に医療施設の建設に心を注いでいる。日本のような健康保険制度が整っていないハイチでは、貧しい人が病院で診てもらうことは難しい。マシューさんの願いは、貧しい人もそうでない人も、お金の心配をしないで医者に診てもらえる、そんな社会にしたいということである。マシューさんが見せてくれたスライドには、美しいハイチの景色や幸せに満ちた人々の生活があった。それを、ニュースの報道で目にした悲惨な状況と重ね合わせると、改めて絶大な自然の力を思い知らされる。

 今回初めての試みであったオークションは、後半になるにつれて盛り上がりを見せ、シャイな日本人にとっては、新鮮な経験だった。梅雨の季節に欠かせない室内物干、掛け軸やお酒、またお楽しみ袋に入ったお食事券付文楽のペアチケットなどが、次々と競り落とされた。

 チャリティ・イベントでのCDの販売やバザーの売り上げ、また、イベントの入場料などは、寄せ書きとともに、マシューさんに手渡された。ハイチから遠く離れた日本からできることは何なのか。お金だけでなく、私たちの心も、ハイチの人々に届きますようにと願わずにはいられない。mathieu.png

矢木秀行さんのホームページ

LinkIconhttp://harmonica-hideyuki.net/

ヒューズ・ロジャー・マシューさんのオフィシャルサイト

LinkIconhttp://www.art-hrm.com/top.html






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